息子は不登校でした④

小4の秋。学校へ行かなくなった息子ろろ。幼稚園時代から蓄積された心のしこりが、ぐぐっと一気にあふれ出してしまった様子でした。

あの手この手、手を変え品を変え、何とか学校へ行かないものかと工夫しましたが、全く動かなくなってしまったろろには、何も効果がありませんでした。
朝、登校時間になると、うつむいて、全く動かなくなってしまう。
優しく接しても(やんわり誘う)、厳しく接しても(力ずくで連れていく)、動かない。動けない。理由を何とか聞きだすも、兎に角、学校へ行くことを考えると、そうなってしまうらしい。彼の様子を静かに受け止め、私は、考えを変えました。今の学校システムに当てはめることはない、と。

今の彼に必要なこと、そしてできる事からやっていこうと気持ちを切り替えました。

まず、必要なこと。

①学校へ行かなくても、社会との繋がりを持つこと。

②最低限の読み書き計算は、できるようにしておくこと。

学校へ行けなくても、いずれは社会の荒波に漕ぎ出していかなければならない。その力をつけていかなければならい。それが必要なこと。

次に、出来ること。

①クラスの皆と同じ宿題をやる。

②放課後、宿題を自分で受け取りに行く。

③朝、欠席の連絡票を登校班のメンバーに自分で渡しに行く。

息子の様子と、やり取りの中で編み出した試行錯誤、工夫の日々が始まりました。