2021激変①2月、夫が近くなる。

二女・ややの進学の相談がきっかけでした。
どうしても、やりたいことをやるために
私立高校への進学を希望する彼女。
経済的には力のある別居中の夫に相談。

「子供のためならばお金は出す」

そう返事をもらえた。
とても安心した。
そして、ポロリと、小5の息子ろろが学校へ行けなくなっていることを
こぼしてしまった。

案の定、受け入れるのに時間がかかった。
何せ彼は、学校の先生を生業にしている。
自分の息子が、不登校であることを理解するのに時間がかかった。

でも、受け入れた。

そして、ろろをスキーに連れて行ったり、
温泉の男湯に入ったり、
一緒に過ごし、自信を持たせる時間を作ってくれた。

私には、出来ない事あるもんだなぁ…
ちょっと悔しかったが、
ろろには父親が必要だった。
男の、男らしい、男臭い、男力を欲していた。
しみじみ思い、涙した。

でも、この7年半の時間がなければ
この時間は存在しなかった。

日々、父親や祖父母から責められる母の姿を見せ続けるよりも
今、離れて暮らしていることで、
父親のカッコイイところだけを見せることができる。

感受性が人一倍強く、心やさしい息子を
人として強く鍛え上げる叩き上げは、
この子にとっては父親の存在なのだ。
母は所詮、母でしかない。
父役も演じてきたつもりではあるが、
私は女優でしかなかった。
でも、もう役を演じなくてもよいのだと思うと、ホッとした。

夫は、息子、娘達のためにも、頻繁に会うための時間を作ってくれるようになった。

そして、4月、
二女・ややは希望の私立高校へ入学。
息子・ろろは小学校へ行くことを決意し、6年生に進学した。