2021激変②4月、不登校の息子が学校へ行く。

サイキックリーダーとして動き出した今年、様々なサイクルが平行するように動きだした。

7年半別居中の夫に、息子の不登校を伝えた。
戸惑いつつも、
息子のために動いてくれた。

3月、この一年の担任の対応のお粗末さが露呈された。
教材費を払っているにも関わらす、
多くの教材が息子のところへ届いていなかった。
学習のテスト、プリント類、専用ノート。
全てがほぼ真っ白の5年生の教材。
私が問いただし、ようやく手に入れた。
「家で学習させるから、結構です‼」

私は喧嘩腰だ。
頭にきていた。

教員で、しかもその年5年生を受け持っていた夫は、
私の話を聞いて、驚いた様子であった。

「俺ならそんな対応はしない。一度、学校長と話をさせてくれないか?」

コロナ渦の状況で、教員で、立場上越県もできないので、
私が間を取り持って、電話でお話をすることになった。

校長先生は、快く引き受けて下さり、携帯電話での直接やり取りをする運びとなった。
事前に夫の電話番号を校長先生に伝えた。
「この番号でかかってきますので、3月○日18時、宜しくお願い致します。」

当日、私はいつも通りの時を過ごしつつも、電話が終わった知らせを待った。

「話しできたよ。」

19時前だった。終わってすぐにかけてきてくれた。
これまでの対応の悪さを詫びて下さったとのこと。
これまで以上に、ろろのために出来ることを、
こちらとも相談して行っていこうと思っていること等、
色々話すことができた、らしい。

「今後、ろろが、いじめにあっていた、という事を認めさせていかなくては。」

とまで言ってくれた。
そう、ろろは、いじめられても、いじめられたと、認められていない…。
私が苦しんできた部分だ。
話しの上手い前校長に言いくるめられてしまって、悔しい思いをしていた。
夫も教員の端くれだ。きっと良い手を打ってくれるに違いない。

兎に角、ろろには、

「貴方が学校に対して苦しんでいることに、お父さんが関わって、校長先生ともお話ししてくれたのだよ!」

と伝えました。彼の瞳がきらりと輝いたのを私は見逃さなかった。
そして、ポロリとこんなことを言った。

ラボ「ロングバケーションだったねぇ〜」

ろろ「ろんぐばけーしょん?」

ラボ「長〜いお休みのこと。この、1年半。」

ろろ「ふ〜ん。そうだねぇ~。
   ろんぐばけーしょん、だったねぇ〜。
   いっぱい休んだし、4月からは学校へ行こうかなぁ~。」

一瞬、耳を疑った。
でも、瞬時に答えた。

ラボ「いいんじゃない?もう、きっと大丈夫だよ!
   お父さんも離れているけれど助けてくれるし。」

そこからの数日間、ろろは学校へ行く準備を始めた。
穏やかに。

そして4月。
新入生を迎えた新しい登校班の6年生副班長として、
ランドセルを背負って学校へ行き始めた。