
長女るると次女ややは、女子高生。
それぞれ違う学校へ通っているが、弁当は欠かせない。
弁当作り、我が家では母であるラボはあんまり作らない。
自分たちで作らせる。
何故かというと、子供達を鍛えるため。
毎日の弁当作りは、意外と頭をつかう。気もつかう。時間もつかう。センスも。
ちょっとした修行みたいだ。
ラボは高校生の時、毎日3年間、ほぼ欠かさずに毎日弁当を作っていた。
年子の姉の分と、母の分と3人分。
父と兄は勝手気ままだったので、弁当はなし。
朝、5時に起きて1時間勉強。
6時になったら弁当つくりに取りかかる。
冷蔵の中を覗いて、あるものを活用した弁当を作り続けた。
大抵は前日の夕飯からちょっと失敬して、お弁当用に確保。
おかずのやりくりや、寝坊した時のとっさの気転で何とかする方法
(どうしてもの時はおにぎり。でもほんとに困ったら、兎に角ご飯にふりかけ。)
この頃身に付けた。
というか、勉強よりも、
毎日の弁当つくりが、ラボを色々な意味で鍛えてくれたと思う。
学食もない公立の学校。
通学路に当時コンビニもなかった。
パン屋さんは来ていたが、高校の購買は、普通の女子高生には恐ろしくて近づけない。。。
だから、弁当を持っていけなければ、お昼無し。
それなりに切実だった。
毎日のことだから、必ず玉子焼きは入れることにしていた。
色もきれいだし、一つくらい決まりごとがあると取りかかりやすい。
弁当には玉子焼き。
ホントに毎日よく焼いた。
しかも鉄の丸いフライパンで。
毎日やっていると、丸いフライパンでも四角く焼く技術を普通に身に付けていた。
玉子焼き用のフライパンがあるなんて!
何と知らなかった。
母も買ってくれなかった。
というか、知らなかったらしい。。。
大人になって、こんな便利な四角いフライパンがあることを知り、感動して買ってしまった。
フッ素コーティングの今どきのもの。
割とだめにしてしまい、何回か買い替えた。
そして、姉に引っ越し祝いに何か贈ると言ってもらったとき、
迷わず頼んだのが、
銅製の玉子焼き器!

大事に使えば一生もの。
届いて早速焼きました。
甘い玉子焼きと
しょっぱい玉子焼き↓

ふんわり、しっとり焼けて、感動!!!
銅製玉子焼き器のおかげで、
毎日の弁当作りもはかどって、
たっぷり贅沢に卵4個使って作っています。
ややが、今日も美味しく焼いてくれました。